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LUMIX FZ100で撮る!「フォーミュラ・ニッポン 撮影会 レポート」田村弥のLUMIX FZ100で撮る!

動感あふれるモータースポーツ写真講座

モータースポーツ撮影での必須テクニック「流し撮り」をカメラの設定から
シャッターを押すポイントまであますことなくお教えします!
マスターすれば、秒速の世界をクールに撮影できること間違いなし!

まずは、カメラのセッティング!

基本をしっかり押さえることが、動感あふれる写真への近道です。

レンズフード

レンズの保護や構えを安定させるため装着しましょう。

撮影モード

オススメ設定:「S」

速い車を撮るためにシャッタースピード優先モードの"S”を選びます。


ホワイトバランス

オススメ設定:「AWB」

カメラの調整でOK!

オートフォーカスモード

オススメ設定:「■(1点)」

置きピン必須の設定です。


プリAF

オススメ設定:「C-AF」

常時ピント合わせを行うので、シャッターボタンを押した際のピント合わせが速くなります。

AF/AEロック切換

オススメ設定:「AF/AE」

置きピンで必要な機能です。
合わせたところでピントと露出が固定されるので車の色によって露出が変化することが減ります。


測光モード

オススメ設定:「(・)(マルチ測光)」

画面全体の明るさの配分をカメラが自動的に評価して、最適になるよう測光する方式です。

暗部補正

オススメ設定:「弱」or「OFF」

背景と被写体の明暗差が大きい場合などコントラストや露出を自動補正します。


手ブレ補正

オススメ設定:「MODE2」

MODE1:撮影モード時、常に手ブレを補正。
MODE2:シャッターボタンを押すと手ブレを補正。流し撮りは、ブラして撮る手法なので、「MODE2」に設定。


設定をカスタマイズ! コンディション(天気や時間帯)

や好みに合わせたセッティングにしてみましょう!
シャッタースピード「1/800」

1/800秒で撮りましょう。
フォーミュラ・ニッポンの撮影は1/800秒か1/1000秒でやっととまるくらいの速さです。(シャッタースピードが)速いと思われがちですが、それ以上に車が速く走ります。まずは、1/800秒や1/1000秒で始めて慣れてきたら、シャッタースピードを遅くしたりしていきましょう。
なぜシャッター優先モードにするかというと走っている車を撮るときの基本テクニック流し撮りに適しているからです。絞り優先だとシャッタースピードが状況に応じて変化するので思い通りに撮れません。


ISO感度「100」

基本はISO感度を100に設定しますが、くもりがちのときは200か400にします。数値が大きくなるにつれて暗い場所でも速いシャッターが切れますが、画質がその分ザラついてしまいます。天気や時間によって感度を変えていきましょう。


露出補正「-2/3から-1」

カメラが明るさを決めた露出に対して、自分で明るさを補正することが露出補正です。+にすると明るくなり、-だと暗くなります。
走る車を撮るときは-2/3から-1。ちょっと暗めの設定にします。なぜかというとアスファルトをカメラが認識すると暗いものだと思い、明るくしようとします。そうなると自分が思うより明るい写真になるので、-2/3から-1がベターです。レースの写真は暗めのほうがかっこよく写るので迷ったら、暗めで撮りましょう。
露出補正の数値は、シャッタースピードが変わっても動かさなくて結構です。ちょっと明るいと感じたら、暗くするというように微調整してください。


「流し撮り」を徹底解剖!

モータースポーツ写真の必須テクニックをマスターしましょう。

流し撮り

流し撮りとは、動いている被写体に合わせてカメラを追っかけるテクニックです。
流し撮りというと、シャッタースピードが遅くて、背景が流れているということをイメージされると思います。背景を流した動感あふれる写真を撮りたいですね(笑)。そのためには、ファインダーの中から被写体を逃がさないことが大事です。こっちに向かってくる車をずっとファインダーに入れておくという作業が流し撮りをする上で重要になってきます。

遠くから車がやってくるときは小さく、一番近いところで大きく、また走り去るとき小さくなっていきます。小さくてもいいので、車が見えた瞬間からファインダーに入れてください。それでファインダーに入れた状態でずーっと追いかけ続けてください。車が一番大きくなるときがシャッターチャンスです。シャッターをきると集中力がきれますが、そこで安心してやめないでください。車はそこで止まりませんから、走り去る車もずっと追いかけてください。

なぜなら、そこで追いかけるのをやめると車の後ろのほうだけ撮れて、前が切れている写真になるからです。
撮った!と思っても、すごいスピードで車は走っています。その瞬間も動いているので、画面の中から車がズレてしまって、前が切れた写真になります。
それを防止するためにシャッターを切った後も被写体に合わせてカメラを振り続けます。野球などでも打った後も止めずにフォロースルーをするのと似たような感じです。
画面の中から逃がさない!

撮った後も追いかけ続ける!

フォロースルーをしないと

前が切れた写真に(涙)

この2点が流し撮りの基本です。

早いシャッタースピードも遅いシャッタースピードも撮り方は同じです。1/1000秒で止まらないものは、1/15秒では絶対に止まりません。
まずは早いシャッタースピードで練習して確実に自分が狙ったところで撮れるようになったら、少しずつ遅いシャッタースピードにチャレンジしていきましょう。

置きピン

AFが追いつかないこともあるので、置きピンというテクニックが必要になってきます。
基本は、車が切れずに目いっぱいの大きさで入るところで縁石やタイヤの跡などを目印に露出やピントを合わせておきます。車がくるだろう位置を想定して、ピントや露出を合わせたそのときにAF/AEロックが役に立ちます。

普通はシャッターボタンを押すとAFのポイントがその都度変わりますが、AF/AEロックを押すとそこからピントも露出も変わらなくなります。撮りたい位置でAF/AEロックしておき、被写体が近づいてきたら画面の中にとらえ、目いっぱい大きく入ったところでシャッターを切り、撮った後も追いかけるといった手順になります。

AF/AEロックをしているとピントも露出も固定されるのですが、ズームや他の設定をすると解除されます。ですので、動かしたときには、AF/AEロックの表示が出ているかどうか確認してください。


連写

一枚一枚確実に撮る流し撮りなどには、連写は不向きですが、運動会でのかけっこの写真を撮るときに有効です。正面から連写で数をうてばいい写真を逃しません。今回だとスタート写真が適しています。

いろいろと話しましたが、みなさんが撮りたい写真を撮るのが一番だと思います。
TVなどでは伝わらない振動や音や匂いを感じて、それを写真にしてください。
その体験後、家に帰って写真を見たらサーキットでの思い出がよみがえると思います。
今日は撮影も撮影以外でもモータースポーツを楽しんで帰ってください。


田村弥(たむら わたる)プロフィール

1972年生まれ。神奈川県出身。
高校時代にモータースポーツに興味をもち、サーキットに通い始める。写真家 小林稔氏に師事し、その後フリーランスとなる。
現在は自動車専門誌を中心に活動中。
レースはもちろんのこと、新車から旧車、チューニングカーまでなんでも興味津々のクルマ好きで、暇があると早朝の箱根に出没する走り好きのフォトグラファー。

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