【失敗しない】
電動アシスト自転車の正しい選び方と
おすすめの機種

電動アシスト自転車を選ぶ時、どれを選んだらよいのだろうか、とお悩みの方もいらっしゃるかもしれません。今回は何を重視して選ぶべきか?を目的別に解説します。それぞれのおすすめ機種をご紹介するので、あなたにぴったりの自転車を見つけてくださいね。
目次
電動アシスト自転車・選び方のポイント3つ
最近の電動アシスト自転車は用途や利用シーンに合わせて様々な機能が進化し、「子乗せタイプ」「スポーツタイプ」など色々なタイプの電動アシスト自転車が販売されています。電動アシスト自転車は使用目的によって必要な機能が違ってくるので、「用途」や「バッテリー容量」「タイヤサイズ」などからあなたにぴったりの機種を選ぶことが大切です。今回は、使用目的ごとに、「電動アシスト自転車を選ぶ時に重視すべきポイント」について詳しく解説していきます。
用途で選ぶ
電動アシスト自転車は「どのような用途で使うのか」で、必要な機能が違ってきます。子どもを乗せる場合は「子ども乗せ」に対応しているかどうか、週末にオンロードを走りたい場合はクッション性の高いフロントサスペンション付きを…という風に、優先すべきポイントを絞って自転車を選ぶとよいでしょう。それぞれの用途別に、選ぶ時に優先すべきポイントを解説します。
- ●子どもを乗せたい場合
【子どもを乗せる場合は「幼児2人同乗用自転車」がおすすめ】
保育園の送迎や買い物など、忙しい毎日の育児に電動アシスト自転車があると、ママの負担が減りとても便利です。子どもと荷物を乗せての運転は漕ぎ出しでふらついたり、子どもの乗せ降ろしでバランスを崩したりと、転倒などの事故に気をつけなければいけません。子ども乗せ電動アシスト自転車を選ぶ場合は「子どもを乗せても安定して走行できるか」を最重視しましょう。
子どもを自転車に同乗させる場合は幼児2人同乗用自転車がおすすめです。幼児2人同乗用自転車とは幼児2人を乗せるために必要な構造を持った自転車で、通常の自転車より強度や安定性を高めて作られているものです。子どもが1人の場合でも、子どもと荷物を乗せると自転車が不安定になることが多いので、幼児2人同乗用自転車を選ぶ方が安心です。
幼児2人同乗用自転車を選ぶときは、一般社団法人自転車協会の安全・環境基準適合車(BAA)シールと幼児2人同乗基準適合車シールが付いている自転車を選ぶようにしましょう。
【前乗せと後ろ乗せの違い】
子どもを乗せる場合には大きく分けて「前乗せ」と「後ろ乗せ」があります。それぞれに特徴があるので、子どもの年齢や体格に合わせて選ぶとよいでしょう。
〈子ども乗せ自転車 前乗せ 後ろ乗せの違い〉
対応年齢目安 身長・体重の目安 メリット デメリット チャイルドシート前用 対応年齢目安 1歳~4歳未満 身長・体重の目安 100cm/15kgまで メリット 子どもの様子を運転者が観察できるので安心 デメリット 4歳未満しか使えない チャイルドシート後ろ用 対応年齢目安 1歳~6歳未満 身長・体重の目安 115cm/22kgまで メリット 6歳未満まで使用できる。 デメリット 運転者から子どもの様子が見えない お子さまが2歳未満の場合は前乗せタイプがママの目が届くので安心です。お子さまが2歳以上の場合や、身体の大きなお子さまの場合は22kgまで乗せられる後ろ用のチャイルドシートを利用するとよいでしょう。
【駐輪時の転倒を防止する機能も重要】
子どもを自転車に乗せ降ろしする時に、自転車が安定していないと転倒する恐れがあります。「スタンドを立てると同時にハンドルをロックする機能」や、「幅の広いスタンド」など、転倒を防止する機能がついていると安心です。
- ●通勤通学に使用する場合
【バッテリー容量が大きいものがおすすめ】
通勤通学に使用する場合、最も重視すべき部分は「バッテリーの容量」です。バッテリーの充電は、バッテリー取り外しの手間や充電時間がかかり疲れて帰ってきた方には意外と面倒なものですよね。バッテリー容量が大きいとそれだけ充電頻度が少なくなるので手間がかかりません。
【長距離を走る場合にはタイヤサイズは大きめを】
通勤通学に長距離を走る場合は、長距離を走っても疲れにくい大きめのタイヤ(24インチ・26インチ)がおすすめです。
- ●スポーツ・レジャーに使用する場合
最近ではオンロードに適した「スポーツタイプ」の電動アシスト自転車も販売されています。スポーツタイプを選ぶと、通勤だけでなく長距離サイクリングや山間部でのツーリングなど、週末のレジャーにも使用することができます。スポーツタイプの電動アシスト自転車は、丈夫で軽い車体を採用していたり、高機能な変速機を備えていたりと、より本格的に自転車を乗りこなしたい人におすすめです。
- ●坂の多い街での移動やショッピングに利用する場合
小柄な女性や高齢者の方にとって、坂道の多い街での移動や荷物の多い買い物はとても大変です。電動アシスト自転車があると、荷物が増えても坂道があってもラクに移動することができます。電動アシスト自転車は重たくて取り扱いがしにくいというイメージがあるかもしれませんが「自転車の重量が軽いタイプ」や「タイヤが小さく小回りが利くタイプ」を選ぶと、女性や高齢者も扱いやすく安全に乗ることができます。
バッテリー容量で選ぶ
「自転車を毎日使う」「長距離乗ることが多い」という人は「バッテリーの容量」も重視する必要があります。基本的にバッテリーは充放電を繰り返すことで劣化が進むといわれているので、なるべくなら充電回数は減らしたいもの。容量の大きいバッテリーを選ぶと充電頻度が減るので、バッテリー寿命が長くなると考えられます。ただし、電動アシスト自転車の価格は、スペックがほぼ同じなら、バッテリー容量が大きいほど高くなります。
〈バッテリー充電頻度の比較〉
家から6km離れた学校まで、週5日往復した場合
バッテリー容量 | 充電時間 | 一回の充電で走行可能な距離※ | 充電頻度 | |||
---|---|---|---|---|---|---|
8.0Ah | 充電時間 | 約3.5時間 | 一回の充電で走行可能な距離※ | 約30km | 充電頻度 | 1週間に約4回 |
12.0Ah | 充電時間 | 約4.5時間 | 一回の充電で走行可能な距離※ | 約44km | 充電頻度 | 1週間に約3回 |
16.0Ah | 充電時間 | 約6.0時間 | 一回の充電で走行可能な距離※ | 約59km | 充電頻度 | 1週間に約2回 |
20.0Ah | 充電時間 | 約8.0時間 | 一回の充電で走行可能な距離※ | 約68km | 充電頻度 | 1週間に約1回 |
※パワーモード時
バッテリー容量の大きい電動アシスト自転車を選んだほうがよいケースは
- 通勤通学に使用する場合
- 長距離を走ることが多い場合
- ほぼ毎日自転車を使用する場合
タイヤサイズで選ぶ
電動アシスト自転車を選ぶ時、乗り心地や操作性に大きく関わってくるのが「タイヤの大きさ」です。タイヤの大きさには小さめ(20インチ・22インチ)と大きめ(24インチ・26インチ)があります。それぞれに特徴があるので、自分に合ったものを選ぶようにしましょう。
〈自転車のタイヤサイズと特徴〉
特徴 | こんな人におすすめ | |||
---|---|---|---|---|
小さめのタイヤ (20インチ・22インチ) |
特徴 | ・小回りがきく ・重心が低く安定感がある ・車高が低いので乗り降りがしやすい ・漕ぎ出しが軽い ・子どもの乗せ降ろしがしやすい ・比較的自転車の重量が軽い |
こんな人におすすめ | ・小柄な女性 ・高齢者 ・お子様を乗せる方 |
大きめのタイヤ (24インチ・26インチ) |
特徴 | ・長距離乗っても疲れにくい ・自転車の重量が重くなる |
こんな人におすすめ | ・体格が普通~大きめの女性 ・男性 ・長距離を乗る人 |
小さいタイヤの電動アシスト自転車は、自転車の重量も軽くなるので取り扱いがしやすく、小柄な女性や高齢者にぴったりです。子ども2人を自転車に乗せる場合は、自転車の総重量が100kg近くになることもあり、バランスが取りにくく、ふらついたり転倒したりする恐れがありますので、小柄なママの場合は、重心が低く車体が軽い小さいタイヤの電動アシスト自転車を選ぶとよいでしょう。
通勤通学に毎日長距離を乗る人や、体格が普通以上の女性や男性の場合は、大きめのタイヤの方が疲れにくいので、快適に乗ることができます。
シーン別!おすすめ電動アシスト自転車
電動アシスト自転車の選び方のポイントがわかったところで、利用シーン別のおすすめの電動自転車をご紹介します。
子どもを乗せる方は「子乗せモデル」がおすすめ
子ども2人を乗せる「3人乗り」をしたい場合は、「幼児2人同乗基準適合車」の認定を受けた自転車を選ぶように法律で定められています。パナソニックの子乗せタイプの電動アシスト自転車はすべて「幼児2人同乗基準適合車」の認定を受けています。
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高機能チャイルドシートが魅力の後ろ乗せタイプ
【ギュット・アニーズ・EX】【ギュット・アニーズ・EX】は業界最大級の20.0Ahバッテリーを搭載した、後ろ乗せタイプの子ども乗せ電動アシスト自転車です。お子さまの送迎に長距離を走る場合や、毎日買い物使う場合でも充電頻度が少なく手間がかかりません。小回りの利く20インチで小柄なママも扱いやすい電動アシスト自転車です。
ギュット・アニーズ・EXのおすすめポイント
- 業界最大級20.0Ahの大容量バッテリー搭載。1日3km使用の場合4週間に1回の充電でOK(パワーモード時)。
- チャイルドシートは5点式シートベルトでお子さまをしっかりホールド。防水素材のレザー調シートは、厚みが旧モデルに比べて5倍になりお子さまの乗り心地も快適。
- フレーム部分は低床設計。車高が低くママの乗り降りやお子さまの乗せ降ろしがラク。
- 流行に敏感なママも満足の全6色のスタイリッシュなカラー。
- 見た目もおしゃれな「パイプワイドバスケット」採用でバスケット容量が10%アップ(旧モデル比)。
前乗せタイプのフルスペックモデル
【ギュット・ミニ・EX】【ギュット・ミニ・EX】は前乗せタイプの子ども乗せ電動アシスト自転車で、バッテリーは業界最大級の20.0Ah。毎日長距離を走るママでも充電の手間が少なく便利です。安心・安全・快適にこだわったチャイルドシート「ギュットプレミアムシート2」がお子さまの安全を守ります。
ギュット・ミニ・EXのおすすめポイント
- 業界最大級20.0Ahの大容量バッテリー搭載。1日3km使用の場合、4週間に1回の充電でOK(パワーモード時)。
- 「ギュットプレミアムシート2」は、5段階リクライニング、8段階調節のヘッドレスト、4段階のグリップバー、2段階のステップで、お子さまの成長に合わせて細かく調節が可能。車のシートベルトのようにサッと簡単装着できる巻取り式シートベルト採用。
- タイヤは特殊合成シート内蔵で、金属片やガラス片が刺さって起こるパンクに強い「パンクガードマンa 」採用。タイヤ幅も50mmと太めで安定感抜群。
- フレーム部分は低床設計。車高が低くママの乗り降りやお子さまの乗せ降ろしがラク。
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ライフステージに合わせて自在にカスタム!
【ギュット・ステージ・22】26型だと大きすぎるけど、20型だとパパとシェアできない…そんな悩みを解決してくれるのが、ちょうどよいサイズ「22型」の【ギュット・ステージ・22】です。見た目は普通の自転車に見えますが、お子さまが増えたらチャイルドシートを前後に付けて、子ども乗せ自転車に早変わり。様々なライフステージに対応できる電動アシスト自転車です。
ギュット・ステージ・22のおすすめポイント
- 扱いやすい22型で、パパとのシェアも可能。
- お子さまが増えたら前後にチャイルドシートを付けて、子ども乗せ自転車にチェンジ。
- 5色のスタイリッシュなカラーでおしゃれなママも満足。
- お子さまが大きくなっても、チャイルシートを外せば普通の電動アシスト自転車として長く乗れる。
- 両輪22型で幼児2人同時乗りができる電動アシスト自転車は【ギュット・ステージ・22】だけ!
女性には機能性とおしゃれさを両立したモデルを
最近は機能だけでなく見た目にもこだわったスタイリッシュな電動アシスト自転車が次々と発売されています。おしゃれな電動アシスト自転車なら、毎日のお出かけもきっと楽しくなりますよ。
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おしゃれなルックスで人気の
【ビビスタイル】ロイヤルレッドやパウダーイエローなど思わず目を引くおしゃれなカラー展開で人気の【ビビスタイル】。ドット柄が可愛い大型バスケットがポイントのスタイリッシュなデザインで、特に若い女性に人気です。
【ビビスタイルのおすすめポイント】
- 5色のスタイリッシュなカラーからお気に入りを選べる。
- 16.0Ahの大容量バッテリー搭載。1日3km使用の場合、3週間に1回の充電でOK(パワーモード時)。
- ビビスタイル限定のおしゃれで丈夫なドット柄のバスケットは、41×33×25センチの大容量。
- タイヤは26インチと大きめだけれど、低床設計なので女性でも乗り降りがしやすい。
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長距離走行でも疲れにくい
【ティモ・S】【ティモ・S】は通勤や通学に毎日長距離乗る人が快適に走れるように作られたモデルです。バッテリーは大容量の16.0Ah。頑張るあなたの毎日を力強くサポートしてくれます。
【ティモ・Sのおすすめポイント】
- 16.0Ahの大容量バッテリー搭載。1日3km使用の場合、3週間に1回の充電でOK(パワーモード時)。
- 1つのキーで後輪サークル錠、バッテリーロック、ワイヤ錠の3つを同時に施錠。複数のキーを管理するわずらわしさを軽減しつつ、しっかりと盗難に備える。
- 手の小さい方も握りやすいスリムグリップ採用。
- ティモシリーズは「3ロック」採用で盗難阻止率99.9%を実現※。さらに3年間の盗難補償優遇制度付きで、日本PTA全国協議会の推薦商品に認定。(※2015年4月から2016年3月:パナソニックサイクルテック株式会社調べ)
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価格と機能のバランスが取れたロングセラーモデル
【ビビ・DX】【ビビ・DX】はショッピングなど街乗りにぴったりの「ビビシリーズ」のロンセラーモデルです。2016年12月にバッテリー容量を増やし、新機能を搭載してリニューアル。走行距離や使いやすさがアップしました。
【ビビ・DXのおすすめポイント】
- 16.0Ahの大容量バッテリー搭載。1日3km使用の場合、3週間に1回の充電でOK(パワーモード時)。
- 豊富な全7色のカラー展開でお気に入りの1台を選べる。
- キズやヘコミに強い樹脂製の「大型スムースインバスケット」は39×35×24センチの大容量でお買い物や通学に便利。
- スタンドを立てると同時にハンドルがロックされる「ズバピタ2」搭載。駐輪時の転倒を防止。
高齢者の方でも安心
「自転車の転倒が不安」「毎日の買い物が大変」そんな高齢者をサポートしてくれるのが、電動アシスト自転車です。力がなくても扱いやすい軽量モデルや転倒しにくい三輪タイプを選べば、高齢者でも安心して乗ることができますよ。
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ビビシリーズの軽量モデル
【ビビ・LU】〈変速機なし〉24型
〈変速機あり内装3段〉24型/26型
街乗りにぴったりの「ビビシリーズ」の軽量モデルが【ビビ・LU】です。同型モデルよりマイナス5キロを実現し、取り扱いがしやすいと人気です。【ビビ・LUのおすすめポイント】
- 同型モデル【ビビ・DX】に比べて重量はマイナス5kg。高齢者や小柄な女性でも段差の持ち上げや押し歩きがラク。
- 変速機あり内装3段(24型・26型)と軽さを追求した変速機なし24型から選べる。
- 手の小さい女性でも握りやすい「スリムグリップ」採用でハンドル操作がしやすい。
- 手元の操作スイッチ「エコナビLEDスイッチ2」は文字が大きく見やすくなり、電源ボタンも誤操作を防ぐために使いやすさを改善。
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ビビシリーズ最軽量モデルはコレ!
【ビビ・LS】〈変速機なし〉24型
〈内装3段〉24型/26型
「高齢者や小柄な女性でも扱いやすい電動アシスト自転車を…」そんな要望に応えて作られたのが【ビビ・LS】です。車体は21.6kgと電動なしの自転車とほとんど変わらない軽さを実現。取り扱いのしやすさと、電動アシスト自転車のアシスト力で、普通の自転車よりもラクに快適に乗ることができます。【ビビ・LSのおすすめポイント】
- 「とにかく軽い!」普通の自転車と変わらない重さで、電動アシスト付きを実現。
- 中央フレームの高さは床から34センチ。またぎやすい低床設計で高齢者でも乗り降りがしやすい。
- 手の小さい女性でも握りやすい「スリムグリップ」採用でハンドル操作がしやすい。
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転倒しにくい三輪タイプ
【ビビライフ】ビビライフは後輪が二輪になっているタイプの三輪自転車です。二輪自転車だとふらついて不安を感じるお年寄りや、買い物など荷物が多い人にぴったりの電動アシスト自転車です。
【ビビライフのおすすめポイント】
- 転倒しにくい三輪自転車に電動アシスト機能を搭載。荷物が多い時や、坂道が多い街でも電動アシストのパワーでラクに運転が可能。
- 低重心で安定感があり、車高が低いので足が付きやすく高齢者にぴったり。
- 前ハンドルは運転者に合わせて左右にスイングするので、自転車に近い感覚でカーブが曲がれる。
- 大きな荷物や買い物に便利な後部バスケットは、46×40×22センチの大容量。
- ハンドル部で前輪錠の施錠解錠ができるので、カギのためにかがむ必要がなく高齢者もラクラク。
様々な用途やライフステージに対応!電動アシスト自転車で毎日を快適に
電動アシスト自転車といえば「自転車が重い」「充電が面倒」…というイメージがあるかもしれませんが、そんなイメージを覆す新しい電動アシスト自転車がたくさん発売されています。通勤通学に使う人や子どもを乗せるママだけでなく、今まで電動アシスト自転車に乗ったことがない高齢者の方もぜひその良さを体感してみてください。あなたにぴったりの電動アシスト自転車が見つかれば、毎日の自転車ライフはもっと楽しく快適になりますよ!