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自転車保険は必要?
タイプや種類について詳しく解説

疑問のイメージ

自転車での事故が増える昨今、損害保険会社でも自転車に特化した保険が販売されています。自転車のために「自転車安全整備店」で加入できる保険もありますので、自分に必要な保険を選び、安全をしっかり確保しましょう。

自転車保険はほんとに必要?

車を運転する人にはおなじみの「自動車保険」。実は自動車保険のように、自転車にも自転車の事故に備えた「自転車保険」があります。自転車保険の加入は任意ですが、自転車事故が増えたことを受けて、都道府県によっては加入を義務化するところが増えてきています。現在、大阪府、兵庫県、滋賀県は条例で加入を「義務化」、東京都、埼玉県は保険加入が「努力義務」、京都府、福岡県、名古屋市も順次「義務化」の予定となっています。(2017年9月現在)

自転車保険の必要性について、データや事故の例などから詳しく解説します。

日本の自転車事故の現状

「自転車事故が増えている」とよく耳にしますが、一方で交通事故全体の件数はここ数年減少しているのも事実。実際のところはどうなのでしょうか?一つの例として、ここでは警視庁が平成29年7月末に出した「都内自転車の交通事故発生状況」から自転車事故の現状を見てみました。

  • 全国の自転車事故の件数は平成24年から減少しつづけているが、都内では平成28年、平成29年と再び増加傾向にある。
  • 交通事故全体に占める自転車事故の割合は、全国平均では20%弱になるが、都内では約30%と高い数値が出ている。

このように全国平均に比べて都内は自転車事故の件数が多く、交通事故の中でも自転車事故の割合が高いことが「自転車事故が増えている」と言われる原因の一つではないでしょうか。
また、最近の自転車事故の傾向として注目すべき点は、自転車が加害者になる死傷事故で高額な賠償を必要とする事故の報告が増えていることです。

〈自転車が加害者になった事故の判例〉

  1. 少年が運転中のマウンテンバイクが坂道を下る際に散歩中の女性と正面衝突。女性は寝たきりの状態になり、少年の母親に9,521万円の賠償が命じられた。
  2. 歩道上の歩行者に自転車が後方から追突。歩行者の女性は脳挫傷により後遺障害2級となり6,223万円の賠償が命じられた。

このように自転車が加害者の場合でも、相手方に重大な被害を与えた場合には多額の賠償金の支払いが命じられることになります。自転車保険に加入していれば保険によって賠償金が支払われますが、未加入の場合は、「多額の賠償金が支払えない」というケースもあると言います。自分が加害者になることを考えると自転車保険の重要性が見えてくるのではないでしょうか。

都内で一番事故割合が高いのは30~40代

都内の自転車事故の発生率を年代別に見てみると、最も割合が多いのが30代と40代でそれぞれ17.2%となっています。都内では地方に比べて自転車通勤者の割合が多いことや、週末のレジャーやスポーツに自転車を利用する人が多いことが原因と考えられます。

ちなみに全国平均でみると、最も自転車事故の発生率が最も高いのが15歳以下で15.5%、次いで16歳~19歳が14.9%と、子どもや若年層の割合が高くなっています。
通学で自転車を利用する学生がスピードを出しすぎたり、小さなお子さんが基本的な交通ルールを理解していないといったケースが事故に繋がっていると考えられます。

このように通勤や通学など毎日自転車に乗る人は自転車事故に遭う確率が当然高いため、自転車事故でケガをした場合や、加害者になった場合の賠償などに備えて自転車保険に加入しておく方が安心ですね。

基本的な保険のタイプと種類について

自転車を運転するすべての人にとって、自転車事故に備える自転車保険は「転ばぬ先の杖」として有用なことが分かりました。
自転車保険には、取扱者や補償内容によって様々なタイプがあります。価格や保証内容から自分に合った自転車保険を選ぶことが大切です。

【保険のタイプと補償内容】

保険のタイプ 取扱店 相手側 自分 補償される事故の例
対人 対物 対人
自転車事故に特化した損害保険(自転車保険) 損害保険会社 自転車同士がぶつかり、双方がケガをした
個人賠償保険 損害保険会社 × 自転車で歩行者にぶつかり、相手にケガをさせた
通常の傷害保険 損害保険会社 × × 自転車走行中に転倒しケガをした
TSマーク付帯保険 自転車安全整備店 × × TSマーク付きの自転車で走行中に歩行者にぶつかり、ケガをさせた
TSマーク付きの自転車に乗っていて交通事故に遭い、ケガをした

自転車保険

自転車保険とは自転車乗車中に起こった事故のための保険です。基本的には「損害保険」の中の一つですが、通常の損害保険と比べ、自転車事故に特化した特別なプランとなっています。

ほとんどの自転車保険は、自転車に乗っていない場合の交通事故も補償の対象で、且つ自転車保険は相手側への補償と自分のケガへの補償の両方が備わっているので、自転車に対する保険として最もバランスが取れた保険です。

自転車保険の特徴としては、事故発生時の相手側への対応などを代行してもらう「示談代行サービス」や自転車故障時に自転車を希望の場所まで搬送する「ロードサービス」が付帯しているものが多く、万が一の事故の際に手厚いサポートが受けられます。

個人賠償責任保険

個人賠償責任保険とは「自転車事故で相手にケガをさせた」「自転車走行中に歩行者にぶつかって、歩行者の荷物を壊した」というような、第三者の身体や所有物に損害を与えた場合に適用される保険です。自転車事故で加害者になった場合、相手側が死亡もしくは重度の障害が残ると、過去の判例から見て1億円近くの賠償が命じられているケースがあります。自転車事故のために個人賠償責任保険に入る場合は、補償金額はできれば「1億円以上」もしくは「無制限」のものを選ぶ方が安心です。

個人賠償責任保険の特徴は、損害を与えた原因が自転車の運転中に限らないという点です。「子どもが他人の家の窓ガラスを割った」「飼っている犬が通行人に噛み付いてケガをさせた」「お店に陳列されている商品を壊した」など、相手に損害を与えた場合であれば広く補償されます。

個人賠償責任保険は単独の保険商品として加入するというより、クレジットカードにサービスとして付帯している場合や、傷害保険や火災保険などの特約として加入するケースがほとんどです。現在加入しているクレジットカードや保険の補償をもう一度見直してみるといいでしょう。

個人賠償責任保険は、賠償額を1億円から無制限に設定しても保険料は月額100円~数百円と保険料は比較的低価格です。未加入の場合は万が一に備えて加入することをおすすめします。

傷害保険

傷害保険は自分が自転車事故でケガや後遺障害を負ったり、死亡した場合など、自分の身体が傷害(ケガ)を受けたときに使う保険です。この場合のケガは自転車のケガに限られていないので、「歩行中に転んでケガをした」「スキーで骨折した」といった日常生活でのケガ全般が補償の対象です。

傷害保険はケガによる通院、入院、手術までカバーしているものもあり、自転車だけでなく、スポーツやレジャーなどでケガをする可能性が高い人におすすめの保険です。

TSマーク付帯保険

TSマーク付帯保険とは公益財団法人日本交通管理技術協会が運営する保険で、自転車安全整備士が点検整備した自転車に貼付される「TSマーク」に付帯している保険です。

自転車に乗っているときに相手に追わせた損害への補償と、自転車運転中の自分のケガへの補償が両方付いているのが特徴です。

補償は自転車乗車中に限られ、補償期間も一年間と短いですが、整備を受けてTSマークを貼付してもらうことで更新が可能です。自転車の安全性を保つために、毎年整備を受けてTSマーク付帯保険に加入しておくと安心ですね。

TSマーク付帯保険に加入するには、全国の自転車安全整備店で自転車の点検整備(有料)を受けTSマークを貼付してもらうことが必要です。
全国の自転車安全整備店はこちらから検索が可能です。→自転車安全整備店検索

加入してよかった!保険エピソード

夫婦仲良く安心のサイクリングのイメージ

自転車保険は事故が起きてから加入するのでは間に合いません。万が一に備えて「加入しておいてよかった!」というエピソードを集めてみました。

子どもが自転車で転倒、損害保険で通院費が出た

15歳の息子が塾に行く途中、自転車で転倒。左足首を捻挫したため、整形外科を受診しました。損害保険に加入していたので、通院時の補償1日2000円×通院日数分が支払われ、通院にかかった費用がまかなえました。

車との人身事故で通院費50日分

自転車購入時に加入した自転車用の保険です。1年前に車との接触事故に合いました。朝、子どもを幼稚園への送った帰りのことでした。車側の確認不足でぶつかってしまい人身事故扱い。1対9の判定が出ました。自転車は買い替えになり、整骨院に2.5ヵ月通いました。支払われた額は通院50日分約45万円。とても保険加入のありがたさを感じました。

電動自転車で雨の日に・・・ぶつかってしまった相手の方への賠償

子どもを乗せて電動自転車に乗るようになり、自転車保険に入りました。
小雨がふっている日に自転車の前に2歳の長男をのせて買い物にいった帰り、傘をさしているおばあちゃんの傘にぶつかり、おばあさんが転んでしまいました。特に大きな怪我はなかったのですが、整形外科に通われたようで、20日分の10万円ほどが保険から支払われました。保険にはいっていて本当によかったと感じました。

万が一に備えて自転車保険に加入しよう!

「自分は事故を起こさない」と思っていても、毎日自転車に乗っていると、ついついぼんやりと考え事をしたり、通行人に気を取られたり…誰もが「ヒヤッ!」とした経験があるのではないでしょうか?
自転車で大きな事故を起こしてしまった場合、自分の力だけでは償いきれない大きな損害を相手に与えることもあります。自転車保険に入ることは、自転車に乗る人の重要な「責任」とも言えるでしょう。万が一のときに慌てないためにも、事故が起こる前に自転車保険に加入することが大切ですね。