Combiとのコラボで生まれた親子共に快適な子ども乗せ電動アシスト自転車「ギュット・クルーム」へ込めた想いとは?

Combiとのコラボで生まれた親子共に快適な子ども乗せ電動アシスト自転車「ギュット・クルーム」へ込めた想いとは?

暮らしのプロフェッショナルPanasonicと育児のプロフェッショナルCombi。人々のよりよい生活に向き合い続ける両社が「子育てをもっとよくしたい」という同じ思いのもと、子ども乗せ電動アシスト自転車「ギュット・クルーム」の共同開発が実現。「ギュット・クルーム」ができるまでのストーリーを企画担当のお二人に聞いてみました。

パナソニック サイクルテック株式会社
商品企画課 山下 めぐみ
パナソニック サイクルテック株式会社
デザイン課 松島 由奈

【目次】

ベビー用品のプロであるCombi社の知見を
子ども乗せ電動アシスト自転車にも

コラボレーションのきっかけは?

コラボレーションのきっかけは?

これまで、自転車を運転する人の使い勝手に注目して機能性や耐久性などを磨いてきた当社ですが、子ども乗せ電動アシスト自転車が売り上げを伸ばしている今、「お子さんの乗り心地ってどうなんだろう?」と思ったことが開発のきっかけです。そこで、親も安心で子どもも快適な子ども乗せ電動アシスト自転車の開発に挑戦してみようとプロジェクトがスタートしました。子ども目線を重視した開発を心がけ、子どもの体の形状や快適さの感じ方などに知見を持つベビー用品のプロフェッショナルCombi社との共同開発に踏み切りました。

知見の異なる2社が手を取り合うことで、新たな発見などはありましたか?

お外で使う自転車なので、より耐久性があり頑丈なものを…と、これまで自転車を開発してきました。けれど、子ども乗せ電動アシスト自転車でママさんが気にするのは、お手入れのしやすさでした。泥、汗、吐き戻しなど、なにかと汚れることが多い子育てシーンは自転車にも言えること。「お洗濯ができた方が絶対いい!」と衛生面を気にされる方がとても多かったんです。直接肌に触れるものなので、ベビーカーと同じ感覚で気になる。ママとのつながりの深いCombi社とのお話で気づいたことです。

知見の異なる2社が手を取り合うことで、新たな発見などはありましたか?

開発を進める中で、苦労した点はどこでしょう?

耐久性や機能性を重視して自転車をつくってきた当社と、子どもへの安全性を重視してベビー用品をつくってきたCombi社。その着眼点の違いから、お互いが納得のいく着地点を見つけることに苦労がありました。屋外で雨風にさらされる素材として、強度は申し分ないが、子どもが舐めてしまう可能性もある。子どもの口に入っても害のない素材だが、洗濯ができない。耐久性があり、さらにお手入れもしやすいという、ちょうどいいラインをCombi社と何度も話し合い、模索していきました。

その中でも一番大切にしたことは?

その中でも一番大切にしたことは?

やはり安全性ですね。前面にチャイルドシートがついた子ども乗せ電動アシスト自転車を選ぶママさんは、特に安全性を気にされる方が多いんです。前面のチャイルドシートに乗せられる子どもは、1歳頃~3歳頃※1。体が小さくて頭や皮膚も柔らかいデリケートなお子さんをどう守ろう…と。ママさんの不安をできるだけ払拭できるよう、安全性には細部までこだわりました。子どもの乗り心地と安全性を融合したチャイルドシート「クルームシート」もその一つです。

チャイルドシート(前用)乗車可能範囲:年齢1歳(12か月)以上、4歳(48か月)未満、体重15kg以下で身長100cm以下

あらゆる面から「安全」を追求し、「安心」を実現

クルームシートとは?

Combi社のベビーカーに使用されている独自の衝撃吸収素材、「エッグショック」を採用しました。大人にとってはわずかな振動でも子どもにとっては大きな衝撃。砂利道やでこぼこ道を走行する際も、子どもの頭部や体を優しく包み込み、段差の衝撃などからガードしてくれます。母親の腕の中にいるような、快適な座り心地を実現したチャイルドシートです。

シートには
どんな特徴がありますか?

「うちの子は小柄でシートからすり抜けてしまうことがあった」というママさんの意見を受け、体の小さなお子さまでもベルトがズレにくいチェストクリップを付けました。シートにはどんな特徴がありますか?
従来のベルトと比べ、ショルダーがずり落ちることもなく、お子さんの体をしっかりと固定。ベルトの滑り落ちや子どもの立ち上がり、飛び出しを防ぐだけでなく、居眠りしても安全な工夫を凝らしました。また、ショルダー部分をランドセルのように立ち上がる仕様にすることで、親にとっても子どもにとってもストレスになっていたベルトへの腕の通しづらさを改善。ママさんが気にしている衛生面にも考慮し、汗で汚れるヘッドカバーや肩パット部分は取り外せ、洗濯もできます。

安全性を考え、新しく製作したものなどはありますか?

日よけ&レインカバーですね。「カバーをつけると子どもが何をしているか見えなくて心配」という意見も考慮しながら製作をスタート。日よけは、UV60%カットで紫外線もさえぎりつつ、走行中でもお子さんの様子がうかがえる薄い色味、小柄なママさんでも視界を邪魔しないサイズ感など、かなりのこだわりが詰め込まれています。安全性を考え、新しく製作したものなどはありますか?
ベビーカーとは違い、スピードが出る自転車用のアクセサリーということで、素材や機能性なども手探り状態でしたが、Combi社が持つ多くの経験談などを参考に話し合いを重ね、構想から商品化まで約2年もの月日を費やしています。安全性を考え、新しく製作したものなどはありますか?

今回のものづくりで新たな挑戦はありましたか?

今回のものづくりで新たな挑戦はありましたか?

Combi社の協力を得て、モニターのママさんに試乗してもらい、感想を聞く場を設けたのは初の試みでした。実際に育児中で小さなお子さんのいるママさんを募り、試作品の検証をすることでの発見は多くありました。お子さんの乗せ降ろしの時の高さ、チャイルドシートのフィット感など、リアルで率直な感想をいただくことで、安全面を中心に、ママさんのニーズに応える子ども乗せ電動アシスト自転車になったと思います。

親目線の「○○だったらいいのに」も忘れずカタチに

車体のデザインで工夫した点などはありますか?

自転車のフレームを低くすることです。フレームが高いと大きくまたぐことになり、バランスを崩して転倒してしまう恐れもあります。足元の空間を広げることで、乗り降りの際の足抜きの楽さや、こいでいてもチャイルドシートに膝がぶつかりにくいよう設計しています。このフレームの低さは設計する中で、一番こだわったポイントです。

車体のデザインで工夫した点などはありますか?

「これ以上下げられない」「これ以上曲がらない」など技術者とデザイナーの密な社内折衝での限界への挑戦もあり、何度も作る、試乗、改良を繰り返すことで足並みを揃えていきました。多くの人を巻き込むことで、みんな同じ気持ちでものづくりに向かえました。

車体のデザインで工夫した点などはありますか?

電動アシスト自転車として安全面でこだわった部分はありますか?

初めての電動アシスト自転車を体験する方から、「最初の飛び出し感が怖い」、という意見をいただくことがあります。それを参考に、アシストの感触も見直しました。道に障害物が多くても安心できるアシスト方法に改良するなど、自転車としての機能性も磨いています。

使いやすさにこだわった新たな機能はありますか?

「荷物が多くて鍵を取り出すのに時間がかかる」「駐輪場が狭く、かがんで鍵を開けるのが難しい」などの声を受け、電子キーをバッグに入れたまま、ワンタッチで開錠できる「ラクイック」を今回搭載しました※2。「かばんから鍵を探す手間が省けてすごく便利」「子どもから目を離さなくてすむので安心」と実際にご利用いただいているママさんからも好評です。

ギュット・クルーム・EXに搭載

電動アシスト自転車として安全面でこだわった部分はありますか?

Gyutto(ギュット)に込められた開発者たちの思い

「Gyutto」ロゴのデザインにはどんな意味が込められているのでしょう?

親と子どもの関係性をこれから育んでいく子ども乗せ電動アシスト自転車ということで卵型を意識。やさしい雰囲気を表現するため、線は手書きの曲線を生かしたデザインにしています。二つ並ぶ「t」の文字もわずかですが大きさを変えることで、きょうだいを表現しました。

「Gyutto」ロゴのデザインにはどんな意味が込められているのでしょう?

Gyutto1歳から利用できる安全面にこだわった「ギュット・クルーム」で、あっという間のお子さんの幼少期もできるだけ長く一緒に過ごしていただければと思います。

体験すれば、必ず「いい!」と感じていただけるはず。細部にこだわり、子どもと親、双方のおでかけをより快適なものにできる子ども乗せ電動アシスト自転車になったと自負しています。わが子の好奇心を大きく育む幼少期、「ギュット・クルーム」をお子さんとの行動範囲を広げるきっかけにしてほしいです。