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LUMIX一眼で撮る!動画撮影講座実践編!
ルミックスGシリーズは、美しい写真が撮れるだけでなく、臨場感豊かなハイビジョンムービーが撮れるデジタル一眼です。一眼カメラの動画の撮り方をマスターして、ハイビジョンムービーを撮影しましょう!

Lesson9 海外旅行の記録<ベトナム・ハノイ前編>

プロローグ

プロローグ

はじめての海外旅行では誰でも覚えがあるでしょう。空港での出発風景、機内の様子、そして現地到着…。カメラを手にして、何もかも撮りたくなりますね。今回の実践編<前編>では、旅先での撮影テクニックだけでなく、出発時の撮り方もご紹介しています。各シーンの間に家族のカットをはさめば、立派な家族記録に仕上がります。ぜひご参考ください。

撮影地はベトナム北部に位置する首都・ハノイです。日本からは飛行機で約6時間。南部のホーチミン市が近代化した経済都市であるのに比べ、ここにはまだ昔のベトナムの匂いが残っています。その旧市街地は、11世紀頃から商業地として発展してきた街でもあり、通りは活気にあふれています。お菓子屋通りや衣類関連の商店通り、金物屋、楽器などの専門店が立ち並ぶ様子、ベトナムの三角帽子をかぶった物売りの女性の姿など、現代的なクルマとバイクを除けば、まるで昔の日本のよう。その歴史ある街並み、人々の生活シーン自体が何とも魅力的な被写体です。

ポイント1 肩に掛けられる標準ズームが最適

治安上たくさんの荷物を持って歩くと危険の多い海外では、カメラ1台、肩に掛けて出かけられる標準ズームが最適といえるでしょう。ワイドから望遠までカバーし、はじめて見る景色にも十分対応してくれます。

今回の撮影で使用したレンズ

  • 標準ズーム LUMIX G VARIO HD 14-140mm/F4.0-5.8 ASPH./MEGA O.I.S.
    品番: H-VS014140
    レンズ構成: 13群17枚(非球面レンズ4枚/EDレンズ2枚)
    撮影距離範囲: ズーム全域で0.5m~∞(撮像面から)
    最大撮影倍率: 0.20倍(35mm判換算:0.40倍)
    フィルター径: φ62mm
    焦点距離: f=14~140mm(35mm判換算 28mm~280mm)
    開放絞り/最小絞り: F4.0(ワイド端)~F5.8(テレ端)/F22
    質量: 約460g

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  • 望遠ズーム LUMIX X VARIO PZ 45-175mm/F4.0-5.6 ASPH./POWER O.I.S.
    品番: H-PS45175
    レンズ構成: 10群14枚(非球面レンズ2枚、EDレンズ2枚)
    撮影距離範囲: ズーム全域で0.9m~∞(撮像面から)
    最大撮影倍率: 0.2倍(35mm判換算:0.4倍)
    フィルター径: φ46mm
    焦点距離: f=45~175mm(35mm判換算 90mm~350mm)
    開放絞り/最小絞り: F4.0(W端)~F5.6(T端) /F22
    質量: 約210g

    詳しくはこちら

ポイント2 「移動しながらの撮影」に要注意

見るものすべてが珍しい海外旅行。しかしパックツアーでスケジュールがタイトな場合、目的地へ急かすように歩かされるなど、立ち止まってカメラを構える余裕がないこともあります。街の風景を撮りたくてもバスで通り過ぎるだけのことも多く、仕方なく車窓からカメラを向けたり、歩きながら撮ったりすることがあるでしょう。
しかし、この「移動しながらの撮影」は要注意です。ズバリ、あとで見てガッカリするだけと思ってください。言うまでもありませんが、やたらと移動ブレした状態の動画は見るに耐えません。動画を撮る際は特に気をつけましょう。

移動ブレの悪い例
ハノイで飲食店が並ぶ路地裏を歩きながら撮ったカットです。
移動のスピードが速すぎて、落ち着きのない動画となってしまいました…。

ポイント3 動画と静止画を組み合わせる

動画でじっくり撮影できない場合は写真で撮っておき、編集で動画とつなぐのも記録動画のテクニックです。今回の作例でも動画と静止画を組み合わせたシーンがありますが、異国の街並みや人々の生活感がよく表現できていると思います。

ポイント4 特徴的な被写体を選ぶコツ

観光地の名所旧跡は、何もかもを撮るのではなく、最低限特徴のある被写体を選んで撮るとよいでしょう。とはいえ、はじめての場所ではどこが特徴かわからない…という方のためにコツをお教えします。
答えは簡単。観光ガイドやパンフレットに載っている写真を参考にするのです。写真に写っている被写体のアップとその周囲全体を撮っておけばOK。そして次のカットで家族が見ている様子をつなぎましょう。間違いなく、家族で有名な名所旧跡に訪れたという動画に仕上がります。

ポイント5 類似する被写体は編集でまとめてつなぐ

旅の記録動画は、撮影した時間軸で編集するのが一般的で無難な方法です。しかし、実際に編集してみて何となくまとまりが悪いと感じることもあるでしょう。そのような場合はちょっとしたテクニックがあります。同じシーンの中では類似する被写体はまとめて見せるように編集してみましょう。
今回の作例でいえば次のようなシーンです。

  • ・ハノイに到着後、すぐに目に入る膨大な数のバイク ⇒ バイクのカットでまとめる
  • ・モノ売りの女性や活気ある商店、人々の佇まい ⇒ 商店や人々のカットでまとめる

ちょっとした工夫をすることで、動画はグッと見やすくなります。

ポイント6 絞りを動かして背景のボケ味を変化させる

一眼カメラの動画は、絞り優先モードに設定することで背景のボケ味を変化させることができます。被写体を浮き上がらせたいときや、逆に奥までしっかり見せたいときなどに使ってみましょう。下の写真はお寺で仏像を撮った場合の比較です。写真左の絞りを開けた(絞りF4)ほうが背景がボケているのがわかると思います。

絞りF4
絞りF4
絞りF16
絞りF16

ポイント7 露出補正等で明るさを調整する

空港内や搭乗口、機内などでよくある光景として、窓から光が入るカットがあります。この場合によくあるのが、カメラがオートで絞り込むため、手前の被写体が暗くなってしまうことです。画面が暗くなってしまったら、露出補正で+プラスに補正して撮影しましょう。

ロビーの窓外に露光が合っているため室内が暗い例
ロビーの窓外に露光が合っているため室内が暗い例

一方で、暗闇の中を飛ぶ飛行機の翼、そして雲を窓から狙った場合、オートで撮ると明るくなってしまいます。これでは朝焼けの中を飛行する感じが出ません。見た目に近くなるまでマニュアルで絞ってみましょう。

オート露光
オート露光
マニュアル露光
マニュアル露光

classwork すべてのカットに理由がある!プロが教える撮影テクニックを学ぼう!

では、動画作例を見ながら解説していきましょう。

作例解説(1) 国際空港

ファーストカットは国際空港のカットです。撮らなくてもよいカットですが、海外旅行がはじめてという方は記念に撮っておくとよい記録になります。
まず撮るのはどの空港にでもある出発掲示板から。撮影時のポイントは「出発」の文字が少しでも入るアングルで撮ることです。さらに、英語のアナウンスなどが一緒に入ると国際線の空港であることが強調できます。動画では音にも神経を使うことを意識しましょう。
次に、空港らしさのカットとして、ロビーの外に見える各国の航空機を撮ります。最低この2カットがあれば国際空港にいることが伝わります。

国際空港

作例解説(2) 搭乗口

搭乗口を通過する家族の様子も撮りたいカットの一つですが、現実的には行列をつくって搭乗するため撮ることができません。そこで他の搭乗客の列を撮っておきます。こうすることで家族が写っていなくても搭乗の雰囲気を画面に出すことができます。可能なら、自分の乗る飛行機も撮っておくとよりよい記録になるでしょう。

搭乗口

作例解説(3)  雲海の上の翼

雲海の上の翼窓側に座れたらぜひ撮っておきたいのが、雲海の上の翼です。このワンカットで遠く異国へ向かっている説明ができます。
作例のカットでは、朝焼けが水平線の彼方に見える時間に撮影しました。暗闇の中、翼がシルエット状に見えますが、オート露光で撮影すると明るく補正されてしまいます。見た目に近くなるよう、マニュアルで調整して暗くなるように撮っています。

作例解説(4)  到着から市内への移動

空港に到着すると、どうしても到着した家族の様子を撮りたくなるものですが、現実的には空港内の税関や荷物受け取り所は撮影が禁止されています。しかも飛行場を出ると、すぐにバスに案内されて荷物を持って移動するのが現実です。到着した飛行場ではなかなか撮影は難しいでしょう。
ただそこで、ワンカットでもよいので、飛行場前のタクシー乗り場などを忘れずに撮っておきましょう。今回の作例では移動に使ったタクシーを撮りました。次のカットで後部座席から撮ったカットをつなぎ、この2カットでタクシーに乗ったことを伝えます。
そして続くカットが、タクシーの窓から見た光景となりますが、このカットが海外で見る最初の風景となります。ぜひ印象的なもの選びましょう。作例では市内を走る多数のバイクが目に入ったので、バイクのカットをもってきました。最初は1台だけ見せて、交差点に入ってから多数のバイクが入るように工夫をしています。

到着から市内への移動

作例解説(5) 市内のお寺

ベトナムは仏教の国であるため、市内のあちこちに小さなお寺があります。まずここでは、お寺の門、それに仏像の背景の位置にいる人々を撮りました。次の仏像のアップでは絞り優先で絞りを開け、仏像の背景にいる人たちをきれいにボカし、仏像自体を浮き上がらせました。

市内のお寺

作例解説(6) 市内の店構えと建物

アジアの国々に行って感じるのは、建物に特徴があることです。昔の日本にあったような店先のディスプレー、素朴な飾り付け…。とても懐かしい気分になります。
このカットでは建物と店先の両方を見せるために、建物の上から下へカメラをパンダウンしました。そして洋服店の店先のカットへ続きます。

市内の店構えと建物

作例解説(7) バイクの動画と静止画

ハノイの街の特徴は、バイクの多さです。その強烈な印象を伝えるため、望遠ズームを使い2カットを撮りました。圧縮した望遠の画面の中をバイクやクルマが重なって、見た目以上に数多く映って見えると思います。
聞くところによると、ハノイ人口600万人に対し、300万台以上のバイクが存在しているとか。そこら中で警笛が鳴り響き、排気ガスと騒音で喉や頭が痛くなるのにはまいりました…。

バイクの動画と静止画

そのバイクに乗るベトナムの女性ですが、オシャレをかねてか、特徴的なカラフルな模様のマスクをしています。このマスクの模様が動画でよく撮れないため、静止画で撮影し、編集ではさみ込みました。ミラーレス一眼が本領を発揮してくれたカットです。

バイクの動画と静止画

作例解説(8) 大教会

市内にある大教会のシーンです。ガイドの案内で教会前に着いたものの、時間がなく、教会周辺に人も集まり始めていたため、満足に撮影できない状況でした。
そこで、ここでも動画と静止画の組み合わせを考えました。教会の撮影は動画で行い、周辺で目につく被写体(ここでは土産物を売る人、群衆)は写真で撮ることに。写真で撮ってわかったのですが、一瞬の表情がよく出ています。

大教会

作例解説(9) 旧市街地

ハノイの旧市街地は観光スポットになっているため、その街並みがよくわかる複雑に交わった交差点と、そこを通りかかる荷物を背負った女性を撮りました。荷物の女性は、その動きに合わせてカメラをパンしています。空間の広さを出すためにパンを使うことは基礎編でも解説してきましたが、ただカメラを振るのではなく、作例のように人やクルマの流れに合わせて振ると、自然で見やすい動画になります。
広いカットを見せた後は、そこで暮らす人々や観光客などに目線を変えましょう。道を聞く外国人観光客など、その様子を望遠ズームで撮ります。次は再び広い画面で、観光客を乗せて走る自転車をフォロー撮影。このカットは、被写体の動きを追うと同時に周囲も見せる手法です。
広いカット、そしてアップを織り交ぜることで、旧市街地の雰囲気がよく伝わると思います。

旧市街地

作例解説(10) 三角帽子の売り子さん

ベトナムといえば、イメージとして麦わらの三角帽子と天秤のイメージをお持ちの方も多いのではないでしょうか。旧市街地に限らず、街中で見かけることができますね。前カットの広さを見せるカットに続き、ここでは三角帽子に天秤姿の売り子さんを、写真の連続で見せました。
写真で撮った理由は、売り子の女性の動きが速く、動画で撮りにくいことと、天秤姿は縦位置のほうが収まりがよいためです。一方、動画では、天秤を降ろして歩道でくつろぐ売り子さんを撮り、そのままその横を通り過ぎる売り子さんへカメラを振り上げました。
このように、動いている売り子さんは静止画、止まっているなら動画でと、被写体の状況に応じたベターな撮影方法を選択しましょう。

三角帽子の売り子さん

作例解説(11) 物売りの光景

物売りの天秤には、果物から生活必需品までいろいろな物がのっています。自転車とワゴンを使ってお餅のようなものを温めながら売る姿など、異国の生活感がよく出て面白い被写体だと思います。

ここではまず、果物とそれを袋に詰める手元を入れたアップ、そしてその果物を食べながら会話をするお客の姿を撮りました。同じように、自転車に集まって買い物する人々、道に座りパンを売る様子、昼の食べ物を温めながら売るワゴンをフォロー撮影しました。どのカットからもよく雰囲気が出ていると思います。

物売りの光景

作例解説(12) 下校途中の子どもたち

ここまでいろいろな被写体を見せてきて、ハノイの街や生活感はよく伝わったと思います。各シーンの間に家族や友人のカットを入れてあげると、海外旅行の記録動画としてはとても楽しめる作品になるでしょう。
まだまだ旅は続き、実践編は後編へとつながりますが、この前編のエンディングとして下校途中の子どもたちのカットを選択しました。子どもたちにカメラを向けると、笑顔で「ハロー」と挨拶してくれます。よい表情が出ていたこともあり、編集でストップモーションにして前編を締めくくりました。

下校途中の子どもたち

Summary 写真or動画? 現地の状況をよく見極めて、被写体に適したベターな撮影方法を選択しよう

撮影・解説指導:齋藤行成
番組プロデューサー 齋藤行成
番組プロデューサー 齋藤行成 yukinari saitoh
1950年生まれ。TBS関連会社(TBSサース)のプロデューサー、チーフディレクターとして各種番組及びPV等の製作を担当、スカパー「ホームチャンネル」制作・編成部長、日本BS放送株式会社 制作・編成部長を経て、現在、東京メディアプロデュースLLC代表。ビデオカメラ専門誌に10年間以上連載し、現在もカメラ専門誌に寄稿中。テレビ制作、PV制作、CATV・CS放送など幅広い制作経験からうまれたノウハウをいかし、初心者でも動画制作が容易に可能な撮影テクニックを多数の雑誌などに掲載している。

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