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LUMIX一眼で撮る!動画撮影講座実践編!
ルミックスGシリーズは、美しい写真が撮れるだけでなく、臨場感豊かなハイビジョンムービーが撮れるデジタル一眼です。一眼カメラの動画の撮り方をマスターして、ハイビジョンムービーを撮影しましょう!

Lesson11 ペット(猫)の撮り方【最終回】

プロローグ

プロローグ

10回に渡り連載を続けてきた本講座も今回で最後です。これまでご覧いただき、ありがとうございました。
さて、最終回のテーマに選んだのは「ペット(猫)の撮り方」です。今の時代、ペットは家族も同然の存在。ぜひ、可愛く撮るためのテクニックをマスターしましょう。

たとえば、自分で飼っているペットなら、猫でも犬でも慣れているので比較的撮影は容易です。しかしこれが他人のペットとなると話は別。撮影は大変です。犬なら近づくと吠えられるか、噛みつかれることもあるでしょう。
そして猫は、犬以上に難しい被写体です。軒先や車のボンネットで寝ていても、カメラを持って近づくと逃げ出します。実際にプロの現場でも苦労しました。撮影慣れした動物プロダクションの猫でさえ、スタジオの隅に隠れて仕事にならなかった経験があります。

猫を専門とする写真家は、当然ですが撮影が上手です。撮影テクニックの話の前に、本当に猫が好きで、あやし方を知っているからでしょう。また、野良猫などの生活場所に何度も足を運び、普段から状況の把握につとめています。そこまでしてようやく、いろんな角度で猫を撮ることが可能になるわけですね。

動画で猫を撮る場合、写真を撮る以上に慣れが必要だと思います。写真であれば、例えば猫をあやしながら可愛らしい一瞬を狙えばよいのですが、動画ではそうもいきません。まず長時間カメラを向けると、猫は逃げて行ってしまいます。
では一体、猫のようなペットはどうやって撮ればよいのでしょうか。

ポイント1 ペットを好きになる

まず、ペットを上手に撮るコツは「好きになる」ことです。犬が好きな人には、犬もそれを感じとって近づいてくるように、ペット撮影のポイントはまず好きになり、慣れることです。鳥でさえ犬や猫と同様、慣れてしまえば手や肩に乗ってくるほどですが、知らない人では逃げてしまいます。例えばペットと家族が遊ぶ様子を撮らせてもらうと、撮影は上手くいくでしょう。
また、猫でも犬でも、ペットの1日の生活時間、行動を理解することが大切です。機嫌のよい時を見計らって、タイミングよく撮影してあげましょう。

ポイント2 近づかずに望遠で狙う

猫は近づくとすぐに逃げてしまいますね。動きも俊敏で、レンズを交換しているヒマはありません。そこで野外の撮影では、標準ズーム「LUMIX G VARIO HD 14-140mm」を使用しました。望遠側で多くを撮っています。
一方、暗い室内での撮影は「LUMIX G VARIO 7-14mm」で行いました。明るいレンズであるため、大変重宝しました。

今回の撮影で使用したレンズ

  • 標準ズーム LUMIX G VARIO HD 14-140mm/F4.0-5.8 ASPH./MEGA O.I.S.
    品番: H-VS014140
    レンズ構成: 13群17枚(非球面レンズ4枚/EDレンズ2枚)
    撮影距離範囲: ズーム全域で0.5m~∞(撮像面から)
    最大撮影倍率: 0.20倍(35mm判換算:0.40倍)
    フィルター径: φ62mm
    焦点距離: f=14~140mm(35mm判換算 28mm~280mm)
    開放絞り/最小絞り: F4.0(ワイド端)~F5.8(テレ端)/F22
    質量: 約460g

    詳しくはこちら

  • ワイド系ズームレンズ LUMIX G VARIO 7-14mm/f4.0 ASPH.
    品番: H-F007014
    レンズ構成: 12群16枚(非球面レンズ2枚/EDレンズ4枚)
    撮影距離範囲: ズーム全域で0.25m~∞(撮像面から)
    最大撮影倍率: 0.08倍(35mm判換算:0.15倍)
    フィルター径: -
    焦点距離: f=7~14mm(35mm判換算 14mm~28mm)
    開放絞り/最小絞り: F4.0 /F22
    質量: 約300g

    詳しくはこちら

ポイント3 フルエリアタッチオートフォーカス

皆さんはフルエリアタッチオートフォーカスをご存知でしょうか? 背面モニターを指先でタッチするだけで、フォーカスリングを操作することなく、タッチした部分にフォーカスが合う機能です。この便利な機能を使った作例を、一つご紹介しましょう。
下記は、二匹の猫がのんびり寝そべっているカットです。近づくと逃げそうなので、望遠側で撮影しています。まずはご覧ください。

いかがでしょうか。ご覧の通り、手前の猫から奥の猫へフォーカスが移動し、ピッタリ合っているのがわかりますね。二匹の存在が非常に強調された画面になったと思います。
このようなカットが、モニターをタッチするだけで容易に撮れてしまう…。とても便利な機能ですので、ぜひご活用してみてください。

ポイント4 定番の仕草&特徴を撮る

猫が好きな人に猫の可愛いポイントを聞くと、だいたい共通した返事が返ってきます。まず「寝姿」が可愛いからはじまり、「足の肉球」「小さな鼻」「伸びをした動き」が可愛いなど。このように、猫の可愛さが引き立つ定番の仕草&特徴を押さえたアングル、サイズで撮る――これがすなわち、猫を上手に撮るコツです。

ポイント5 速い動きにはスローを使う

今回の撮影のために「猫カフェ」にもお邪魔しました。そこでのワンシーン、何匹もの猫がエサを求めてやってくるシーンは、各々の猫が重なって見えづらく、動きも速いため、表情がわかりにくくなりました。そこで編集時にひと工夫です。スピードを半分落としたスローを使ってみました。

すると、どうでしょう。自然のスピードで見せるよりも、動きや表情がよくわかるになりました。もし「LUMIX GH3」をお持ちの方なら、撮りながら約50%のスロー撮影をすることができます。こちらもぜひお試しください。

classwork すべてのカットに理由がある!プロが教える撮影テクニックを学ぼう!

では、動画作例を見ながら解説していきましょう。

今回の撮影は、池袋にある猫カフェ『猫の居る休憩所299』にご協力(※)いただきました。また作例に使っている音楽素材はフリー素材『TAM Music Factory』の中の曲「アトリエからの眺め」と「天上の貴公子」です。

※猫を撮影する時の注意※
猫を写真で撮る時は必ずフラッシュをOFFにします。猫の眼はフラッシュに弱く、最悪の場合は失明することも考えられます。

作例解説(1) 公園の猫

ファーストカットは公園で見た猫の後ろ姿です。広いロングサイズと猫の全身を入れたフルサイズの2カットを連続しました。広いロングサイズはワイド側、全身のカットは望遠側で撮影しています。望遠で撮るのは、近づくと猫が逃げてしまうからです。
この実践編でも何度か解説してきましたが、ファーストカットはできるだけ広いサイズのカットで始めること。そうすると作品の導入として非常にわかりやすくなります。

公園の猫

作例解説(2) 二匹の猫

二匹の猫を公園内で発見。近づくと逃げてしまいそうで、望遠側で撮りはじめました。手前と奥とで離れて位置する二匹の猫というこの構図、望遠側で撮るとフォーカスが両者に合いません。そこでポイント解説でもご紹介した通り、一匹ずつにフォーカスを合わせます。
まず手前の猫に合わせ、次に奥の猫にフォーカスを送ることを考えます。ただこの時、フォーカスリングを手で操作するのでは上手く送れませんので、フルエリアタッチオートフォーカスを使います。
フォーカスを移動させて見せることで、はじめから両者にフォーカスが合っている画面に比べ、二匹の存在が引き立ちます。存在感を強調するための効果的な見せ方といえるでしょう。

二匹の猫

作例解説(3)  正面から撮る

正面から撮る猫を正面から長時間撮るのは難しい…あらためてそれを思い知らされたカットです。この直後、猫は逃げ出してしまいました。基本ともいえますが、動く動物の動画撮影では「すかさずに撮る」ことが大切です。写真なら、猫の頭を撫でながらシャターを押すこともできますが、動画ではそうはいきません。上手く撮れそうな一瞬のタイミングを逃がさないようにしましょう。

作例解説(4)  イス上の猫

ここから室内のシーンが続きます。イスの上にいる猫が毛繕いする姿を角度を変えて撮り、2カットほど続けました。イスの上にいる姿は広いサイズで、毛繕いのカットはとても可愛らしかったので、近づいてアップで撮影しました。

イス上の猫

作例解説(5) 寝姿

夕食を前にした猫が昼寝でウトウト。人が近づくと薄目を開けて警戒しますが、とにかく寝ている姿はかわいいものですね。前足を投げ出すようにグテっとした姿、それに思わず触りたくなる肉球…。ここではそんな可愛らしいカットから入りました。続いて耳をピクピクと動かすカットをつなげましたが、耳の動きで起きているのがわかります。そして小さな鼻と顔のアップです。

寝姿

猫好きにはたまらないカットだと思います。

作例解説(6) もうすぐご飯

夕暮れが近づきました。何匹もの猫たちが、ご飯の準備に気づいたのか一ヶ所に集まってきます。その動きに反応してキョロキョロと周囲をうかがう猫、そしてご飯に集まったじゃれ合う二匹の猫のカットを続けました。本来、望遠側で近づかずに猫を撮るのは難しいのですが、食事中はカメラを忘れてくれるようです。撮りやすい瞬間でした。

その一方「ご飯なんて私には関係無い」というように、一匹離れたところで足を舐めている猫も。こちらは離れた位置から望遠側で撮っています。

もうすぐご飯

作例解説(7) ご飯に夢中(1)

何匹もの猫が、エサの入ったスプーンに夢中です。首や背をのばし、一斉にスプーンの動くほうへ体を向け、とても可愛いらしい姿です。ここではその可愛らしい動きをしっかり見せるため、ポイント解説でもご紹介した通り、スローで編集を行いました。最初に正面、続いて後ろ姿のカットを半分のスピードで見せることで、みんなで同じ方向に動く様子がよく伝わると思います。

そして次のカット、画面にスプーンを入れたサイズでは、みんなの顔と目線がスプーンに釘付けです。こちらもスローにしなければ、この瞬間の可愛らしいさや面白さは半減すると思います。

ご飯に夢中(1)

作例解説(8) ご飯に夢中(2)

ご飯に夢中(2) 引き続き、食事中のカットです。スプーンで上からエサをあげて、その様子を下から撮影しました。この角度から撮ることで、猫たちが一斉にスプーンを見上げているのがよくわかります。首をのばしているこの姿も、何ともいえず可愛らしいですね。

作例解説(9) 寝姿

食事が終わると睡眠タイムです。足を伸ばしたり、ひっくり返ったりと猫たちはそれぞれの寝姿を見せてくれました。中でも、何とも可愛らしく、丸くなって寝ている姿を見つけました。少し寄ったサイズと全体が入るサイズの2カットを撮り、ラストカットとしました。

寝姿

撮りたいペットの特性を見極めて、最適なレンズを使い分けよう!そしてこれからもあなたらしい動画作りにチャレンジしてください!

撮影・解説指導:齋藤行成
撮撮影協力:池袋の猫カフェ『猫の居 る休憩所299』
音楽提供:フリー音楽素材『TAM Music Factory』(http://www.tam-music.com/)
番組プロデューサー 齋藤行成
番組プロデューサー 齋藤行成 yukinari saitoh
1950年生まれ。TBS関連会社(TBSサース)のプロデューサー、チーフディレクターとして各種番組及びPV等の製作を担当、スカパー「ホームチャンネル」制作・編成部長、日本BS放送株式会社 制作・編成部長を経て、現在、東京メディアプロデュースLLC代表。ビデオカメラ専門誌に10年間以上連載し、現在もカメラ専門誌に寄稿中。テレビ制作、PV制作、CATV・CS放送など幅広い制作経験からうまれたノウハウをいかし、初心者でも動画制作が容易に可能な撮影テクニックを多数の雑誌などに掲載している。

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