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LUMIX一眼で撮る!動画撮影講座実践編!
ルミックスGシリーズは、美しい写真が撮れるだけでなく、臨場感豊かなハイビジョンムービーが撮れるデジタル一眼です。一眼カメラの動画の撮り方をマスターして、ハイビジョンムービーを撮影しましょう!

Lesson10 世界遺産を撮る<ベトナム後編・ハロン湾>

プロローグ

プロローグ

今回の撮影地はベトナムのハロン湾。1994年に世界遺産登録され、ベトナムでは最も有名な観光地です。このハロン湾のように、海外では日本とはまた違う雄大な風景を見ることができます。その場所ならではの「特徴」をできるだけ多く撮ることを心がけましょう。

ハロン湾はベトナム・ハノイから車で約3時間の場所にあります。湾内には、大小三千近くの奇岩がそそり立ち、その風景が中国の桂林に似ていることから「海の桂林」とも呼ばれています。
見学するなら観光船で4時間ほどの行程でしょうか。晴天の場合は奇岩の緑、海面の反射光などが大変美しいそうです。残念なことに当日は曇り…。ただそのおかげで、中国の水墨画を見るようなモノトーンの風景を楽しむことができました。もちろん撮影時も水墨画を撮るイメージでカメラを構えました。

ポイント1 広角から望遠へ。変化をつけて撮るためのレンズ3本

今回使用したレンズのご紹介です。広角から望遠へ変化をつけて撮影できるよう、3本のレンズを用意しました。
まず標準ズーム「LUMIX G VARIO HD 14-140mm」は、ひと言で表すと旅に便利なオールマイティ型のレンズといえるでしょうか。もし1本だけ持っていくならこのレンズをオススメします。
ワイドズームの「LUMIX G VARIO 7-14mm」は、ワイドでなければ撮れない被写体に備えて用意する1本です。また広い海での撮影とはいえ、望遠で撮るべき被写体というものがありますので、望遠ズームとして「LUMIX G X VARIO PZ 45-175mm」も携行しました。

初めて訪れる場所にはできるだけ多くのレンズを持っていくのが撮影の鉄則ですが、それだけ荷物になってしまうのも、これまでの問題でした。その点、ミラーレス一眼のレンズは小型軽量で、3本あってもかさばらずに持ち運びがとても楽です。改めて大変なメリットを感じました。

今回の撮影で使用したレンズ

  • 標準ズーム LUMIX G VARIO HD 14-140mm/F4.0-5.8 ASPH./MEGA O.I.S.
    品番: H-VS014140
    レンズ構成: 13群17枚(非球面レンズ4枚/EDレンズ2枚)
    撮影距離範囲: ズーム全域で0.5m~∞(撮像面から)
    最大撮影倍率: 0.20倍(35mm判換算:0.40倍)
    フィルター径: φ62mm
    焦点距離: f=14~140mm(35mm判換算 28mm~280mm)
    開放絞り/最小絞り: F4.0(ワイド端)~F5.8(テレ端)/F22
    質量: 約460g
  • ワイド系ズーム LUMIX G VARIO 7-14mm/f4.0 ASPH.
    品番: H-F007014
    レンズ構成: 12群16枚(非球面レンズ2枚/EDレンズ4枚)
    撮影距離範囲: ズーム全域で0.25m~∞(撮像面から)
    最大撮影倍率: 0.08倍(35mm判換算:0.15倍)
    フィルター径: -
    焦点距離: f=7~14mm(35mm判換算 14mm~28mm)
    開放絞り/最小絞り: F4.0 /F22
    質量: 約300g
  • 望遠ズーム LUMIX X VARIO PZ 45-175mm/F4.0-5.6 ASPH./POWER O.I.S.
    品番: H-PS45175
    レンズ構成: 10群14枚(非球面レンズ2枚、EDレンズ2枚)
    撮影距離範囲: ズーム全域で0.9m~∞(撮像面から)
    最大撮影倍率: 0.2倍(35mm判換算:0.4倍)
    フィルター径: φ46mm
    焦点距離: f=45~175mm(35mm判換算 90mm~350mm)
    開放絞り/最小絞り: F4.0(W端)~F5.6(T端) /F22
    質量: 約210g

ポイント2 ホワイトバランスを手動で設定

一般的な被写体であれば、ホワイトバランスは基本的にAWB(オートホワイトバランス)で問題ありません。風景撮影などで正確な色を求める場合は、晴れていれば「太陽光マーク」に合わせて撮るとよいでしょう。
今回のハロン湾のように曇っている場合は、ホワイトバランスは「曇りマーク」に合わせます。ただし、曇りか、晴れか、または雨に近い状態なのか、マークの選択が難しい場合もあるでしょう。その時はホワイトバランスを手動で設定する簡易な方法がありますのでご紹介します。
設定方法は、まず白い被写体(例:色のついていない純白の紙など)をカメラの前に出し、その紙をカメラの画面いっぱいに納めます。そして撮影する被写体と同じ条件下であることを確認してから、その状態でホワイトバランスをセットします。これだけです。ホワイトバランスに迷った時に正確な色で撮る一番の方法ですので、ぜひご参考ください。

ポイント3 手持ちでブレないように撮る

船の甲板から風景を撮る場合、ブレ対策には三脚の使用が一番です。ただし、今回乗った小型観光船の場合、エンジンの振動が伝わってしまうため、三脚を使ってもブレてしまいました。
大変困りましたが、その場合いやでも手持ちで撮らなければなりません。体を柱にもたれて船が揺れても倒れないようにしながら、背面モニターの代わりにファインダーをのぞいて顔でカメラを固定。さらに右手でボディ、左手でレンズを持ち、両肘をしっかり締めて撮影に挑みました。レンズはワイド側で撮影することで、何とかブレの少ない画面で撮ることができました。

一方、望遠の撮影ではそうはいきません。甲板の手すりに腕をのせ、手でレンズを支えながら、ブレないようにその都度状況に合わせて撮る必要があります。まわりに台のようなものがあれば、それを使ってブレを押さえることができますが、やはりその場で工夫を重ねて、ブレないコツを早めに掴むことが重要です。

ポイント4 シーンごとにまとめて編集する

前編ハノイ市内の作例と同じ手法ですが、被写体の類似したものは編集でまとめて見せましょう。今回のハロン湾では「港での乗船風景」「船の上から見える奇岩」「手漕ぎボートで奇岩の洞窟」などのシーンでまとめています。ぜひ作例でご確認ください。

ポイント5 撮れる時に撮っておく

船上からの撮影時は「よい風景だな」「絵になるな」と思ったら、躊躇せずに撮っておきましょう。船は次々と移動して風景が変わるため、再び同じようなチャンスがくるとは限りません。出航から帰港で往復するからと、同じ風景がまた撮れるだろうと安易に考えていると、撮影に失敗します。今回の場合もそうですが、行きと帰りは別ルートでの航行でした。後悔しないように撮れる時に撮っておくことが大切です。

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では、動画作例を見ながら解説していきましょう。
今回の作例に使用した音楽素材は、フリー素材『TAM Music Factory』の中の曲「月の雫・祈り」です。

作例解説(1) 出航の風景

ファーストカットは船着き場の全景です。もし旅の記録動画なら問題のあるスタートですが、今回の作例では、世界遺産の風景をイメージビデオ風に撮ると最初に決めていました。ですので、観光船で賑わう船着き場、そして奇岩の入った全景から始めるのがふさわしいと判断しました。
ただこのカット、実際に出航した船着場のカットではありません。実際に乗った船着場は混雑し、上から見る場所も、撮影する時間もなく…。このカットは途中に立ち寄った展望台から撮ったものです。
もし家族旅行などの「記録」を重視するなら、最初の船着き場のカットを外し、観光船に乗り込むシーンから始めるとよいでしょう。

続く2カット目は、接岸する船、そして多数の観光客が乗り込む様子を撮りました。途中で船の後方にカメラをパンしているのは、乗り込む船の大きさと全体を見せるためです。

出航の風景

作例解説(2) 出航後の風景

出航してしばらくすると島々が見えてきます。まずは標準ズームの望遠側で、船と背景に奇岩が重なるカットを撮影しました。ここでは「自分の乗った船を外から見たらこんな感じだろう」とイメージしながら撮るのがポイントです。
次に、いよいよ奇岩に近づいたところでレンズを交換します。ワイド7mmで、船と奇岩との距離感、大きさを表現するために、奇岩と船の一部を画面に入れつつ、船の後方から進行方向へパンしました。甲板上から狙ったカットです。

出航後の風景

作例解説(3)  奇岩の重なり

多数の奇岩が重なる、ハロン湾の美しい撮影ポイントに入りました。カメラのファインダーをのぞきながら、構図的に奇岩がうまく収まるところで撮影開始です。まずは進行方向に向かってワイドでじっくり撮影します。
次は標準ズームに交換し、少し望遠側にして奇岩がグループとして収まる構図を撮り、続いてさらに寄って超望遠で撮影しました。
この超望遠のカット、画面が曇っているのにお気づきでしょうか。水墨画のようなこのモノトーンの画面を見せたくて、ここでは島と船を入れたカットを2カットほど連続させました。(この超望遠のカットは、手持ちではやはりブレてしまいました。長時間撮影をして、結果的にブレが気にならないところを編集で使っています)

奇岩の重なり

作例解説(4)  望遠→ワイドでリズミカルな画面に

超望遠のカットの次は、やや望遠で撮った数々の奇岩、そしてワイドで撮った前方へ進むカットへつなぎました。このようにワイドから徐々に望遠で寄り、再びワイドに戻ってくるようなつなぎ方で、単調になりがちな風景のシーンがリズミカルに見えてきます。観光客目線で考えるとわかりやすいのですが、船に乗って肉眼で風景を見た後は、望遠鏡で遠くを見たくなります。それと同じです。

望遠→ワイドでリズミカルな画面に

作例解説(5) 島に接近

水上生活をしている村が見えてきたところで、観光船から手漕ぎボートに乗り換えて奇岩へ近づきます。
まずは特徴的なイメージとして接岸する村の風景を撮り、続いて水上生活を営む船の横から撮影しました。さらに手漕ぎボート上で振り返り、後ろからついてくるボートを撮ることで状況の説明としました。

島に接近

作例解説(6) ボートの上

手漕ぎボートはゆっくりと、そそり立つ奇岩の岩肌に沿って進みます。幾重にも重なって見える背の高い奇岩は、自分の目で見たのと同じ印象になるようにワイド7mmで撮っています。
後方でボートを漕ぐ女性にもカメラを向けました。カメラだけを後ろ向きにして、頭上に掲げ、下に傾けたモニターを見ながらの撮影です。当然、進行方向とは逆の画面になります。次はその反対で、前に乗っている観光客を背中なめにして進行方向の正面から撮影しました。この3カットにより、ボートに乗って進んでいることがよくわかると思います。

ボートの上

作例解説(7) 洞窟

ボートはまっすぐ洞窟へ近づきます。この洞窟に近づく様子は、カメラを正面に向けたまま撮り続けるのがコツです。カメラを振り回すと、ボートが進んでいることがわかりにくくなります。
次は洞窟内を進むカットです。奇岩の質感、それにボートが通過する感じを出すために必ず洞窟の天井を入れたサイズで、カメラは正面に向けて撮るのがポイントです。洞窟を抜けたら、凸凹の岩肌からパンダウンし、今くぐり抜けた洞窟を出口から撮りました。
最後は、奇岩に沿って進みながら他の洞窟に近づくシーンです。島の上部の位置からカメラを振り降ろし、奇岩の大きさとその迫力を強調するように撮っています。

洞窟

作例解説(8) エンディング

船で湾内を回りながら船着き場に帰港します。ワイドや望遠でサイズを変えて撮った島々の数カットを再登場させて、ハロン湾のラストシーンとしました。
またエンディングカットには、入り組んだ多数の奇岩、その手前を通過していく小型船のカットを選びました。今回のような風景動画の場合、このようにワイドなロングカットで終わらせるのが印象深くなり、オススメです。

エンディング

Summary 美しい風景を楽しみながら、その場所ならではの「特徴」あるカットをたくさん撮ってみよう

撮影・解説指導:齋藤行成
音楽提供:フリー音楽素材『TAM Music Factory』(http://www.tam-music.com/)
番組プロデューサー 齋藤行成
番組プロデューサー 齋藤行成 yukinari saitoh
1950年生まれ。TBS関連会社(TBSサース)のプロデューサー、チーフディレクターとして各種番組及びPV等の製作を担当、スカパー「ホームチャンネル」制作・編成部長、日本BS放送株式会社 制作・編成部長を経て、現在、東京メディアプロデュースLLC代表。ビデオカメラ専門誌に10年間以上連載し、現在もカメラ専門誌に寄稿中。テレビ制作、PV制作、CATV・CS放送など幅広い制作経験からうまれたノウハウをいかし、初心者でも動画制作が容易に可能な撮影テクニックを多数の雑誌などに掲載している。

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